Unreal Engineを始めました。初心者なのでまずは公式のチュートリアルを見て操作方法を覚えようかと思います。歳をとると、つい、新しいことを始める前に「時間が無駄になったらどうしよう」とためらってしまいますが、その悩む時間が無駄ですね。新年もフットワーク軽くいきたい…という話を漫画化。
アンリアルエンジンを知っていますか?
英語ではUnreal Engine、簡単に説明するとゲームをとても簡単に作ることができるツールのことで、一般的にはゲームエンジンと呼ばれています。このツールを使うと複雑なプログラムを組んだり、緻密なCGを最初から作ることなくゲームを作ることができます。
いま提供されているゲームの大半はこのゲームエンジンによって作られており、これ無しではゲーム制作が成り立たないといっても過言ではありません。(ゲームエンジンはほかにもありますが今回は割愛します。また、ゲームエンジンについて多くのユーザーがその存在を知ったのは2011年にNHKで報道された番組の特集ではないでしょうか。)。
そのUnreal Engineを、漫画を作るために使っている漫画家がいます。おやすみプンプンなどを書いている、浅野いにお氏です。最新作「デデデ…」で、背景の作画に取り入れているそうです。Unreal Engineの公式サイトで紹介されています。
浅野氏は 3D モデルのもう1つの利点に気がつきます。「漫画の絵は、1回描いてしまったものは使いきりで、使い回すことができないけれども、3D の素材に関しては、もしかしたら、そのうちまた使えるかもしれないとか、別の角度からも使えるかもしれません。そういう意味では、かけたお金が資産として残っていくという感覚もあるのですよね。」
2020年2月18日 漫画家 浅野 いにお氏、Unreal Engine でリアルタイム背景を制作する
この「資産」という言葉が心に響きました。
漫画は、作画の作業に時間と労力がとてもかかります。そりゃあ、テーマやお話を生み出すほうが大変ですが、描き続けるのも大変です。
なかでも背景を描くのはさらに大変。「誰かが背景を描いてくれたらいいのに」と思っている漫画描きは私だけではないはずです。このツールはそんな大変な作業の負担を大幅に軽くしてくれる可能性を秘めているのです。時間と労力をかけたぶんだけ報われるなんて、まさしく「資産」。
ちなみに、ジャンプで掲載の漫画「キルアオハル」という作品でも、Unreal Engineを使って一部背景が作成されたとのこと。作画工程を見ると、教室(?)のレイアウトをカメラでグリグリ動かして、自由に決めている様子が気持ちいいです。
黒子のバスケの藤巻先生の新作読切「キルアオハル」が
— ずし (@shiba_zushi) December 20, 2021
今週のジャンプに掲載されているのですが
実は背景のいくつかにアンリアルエンジンを使って頂いており
僕も少しお手伝いをしていました
皆さま是非読んでみて頂けましたら嬉しいです#UE4 #少年ジャンプ pic.twitter.com/tBlk9wsyWD
ということで、2022年、Unreal Engineを習得することにしました。まずは公式ウェブサイトにあるチュートリアルで操作方法を覚えるところから始めます。いつか完成した漫画を公開できるように、コツコツ取り組みます。