法律では20歳以上と定められている喫煙
「…当時はタバコを買って吸うっていうことが“大人の階段上る。君は1つのシンデレラ”みたいな感じでしたよ。違いますか?…」そのとおりで、誤解を招く表現が数多くあった。
— 漫画家一星(イッセイ) (@mangakaissei) October 14, 2020
→タバコは「430円でやめました」安住紳一郎アナが振り返る値上げの歴史 #ldnews https://t.co/HQFIa81srF
安住紳一郎アナウンサーがラジオで語ったという「大人=タバコ」のイメージ。多くの人たちが同じようなイメージを持っているんじゃないでしょうか。理由は満20歳ではない未成年が喫煙をすると、未成年者喫煙禁止法という法律で罰せられるから。
一方で「未成年はタバコを吸ってはいけない、タバコを吸うなら大人になってから」というイメージも一般的になっていると思います。
無作為に「タバコ 20歳」で検索したところ、愛知県警のウェブサイトには「タバコやお酒は20歳になってから!」という見出しがありました。この表現をそのまま受け取ると「20歳になればタバコを吸ってもよい」とも解釈できます。
「少年非行防止対策」のカテゴリ内にあるウェブページなので、一見すると正しいことを言っているように感じますが、実際はそうではないと思います。タバコは健康の害にしかならないし、そんなものを成人したら手を出していいはずもありません。
大前提として、タバコは健康を害するもの。未成年には、危険なタバコの害を教えるべき。
タバコの煙には数多くの化学物質や有害物質が含まれています。発ガン性物質も数十種類確認されています。そんな害のあるものを吸い続けたら健康を害するリスクは高まる一方です。
「未成年だから喫煙をしてはならない」ではなく、「喫煙のメリットは一つもない」ことを全年齢に向けて伝えるべきです。そして誰も望まない受動喫煙(他人のタバコの煙を吸わされること)の被害から、早く解放される日がくることを願います。
この漫画は受動喫煙防止を目的とした個人や非営利団体の利用に限り、紙媒体やWEB媒体への掲載を許可します。著作権は放棄していないので、掲載時は権利表記をお忘れなく。(C)2020漫画家一星
未成年者喫煙禁止法(…1900年にできた法律!?100年以上も前なのか)
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=133AC0000000033
愛知県警
https://www.pref.aichi.jp/police/anzen/shounenhikou/boushi/shounen/tabako.html